サウジアラビア 注目集めるナツメヤシ 石油大国の将来担う「神の与えた食物」 (1/5ページ) - MSN産経ニュース

サウジアラビアで毎日のように食べられる重要な食べ物ナツメヤシ。朝・昼・晩と毎食ごとに楽しむ人も多い。来客があれば、コーヒーとともに振る舞われる。栄養価が高く、ラマダンの断食明けの腹ごしらえとしても重宝される。そんなナツメヤシにいま、注目が集まっている。サウジアラビア政府は、産業に乏しい地方での雇用創出や石油に頼らない産業構造への転換を目指し、ナツメヤシの生産や輸出拡大を図っている。今年７月には、世界初となるナツメヤシの電子商取引を行うウェブサイトを開設したほか、カシーム州ブライダでは交易拠点（ハブ）化が進んでいる。 ■シーン１ サウジアラビアの子供たちが口ずさむ童謡に、「ナツメヤシの木」という歌がある。ナツメヤシの木が、子供たちを呼び寄せ、アッラー（神）の恵みへの感謝をにじませた歌だ。 〈みんな、私のまわりで遊びなさい。あなたたちも私の家族。私の甘美な果実を味わって、私の日陰でひと休みしな

[sumida]

ナツメヤシマジ偉大。