中国、ネット規制強化、英国に共同研究を呼びかけ、国際批判かわす狙い？ - MSN産経ニュース

【上海＝河崎真澄】中国国務院（政府）新聞弁公室の王晨主任（閣僚級）がインターネットの規制強化に関し、英国政府に共同研究を求める異例の呼びかけを行った。 中国は反体制的なサイト遮断などネット規制を強めている。ロンドンで発生した８月の暴動が「ネット悪用で拡大した」との認識から英国を“規制強化”の輪に巻き込もうとする作戦で、国際社会からの対中批判をかわす狙いがありそうだ。 中国共産党の機関紙、人民日報系のサイト、人民網が伝えたところによると、中英両国政府が９月下旬、北京で開いたネットに関する円卓会議の席で王氏が呼びかけを行った。 王氏は、中東・北アフリカの民主化運動やロンドン暴動を念頭に「世界各地で暴力事件が続いた。（ネット上の会員制）交流サイト（ＳＮＳ）乱用をいかに防ぐか考えなければならない」と発言し、ＳＮＳを問題視した上で「この領域で中英両国は共同研究し、協力することができる」と述べた。 ロ

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中国国務院（政府）新聞弁公室の王晨主任（閣僚級）がインターネットの規制強化に関し、英国政府に共同研究を求める異例の呼びかけを行った。