エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
緊迫感あふれる物語 北方謙三『チンギス紀 十五 子午』を北上次郎さんが読む
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
緊迫感あふれる物語 北方謙三『チンギス紀 十五 子午』を北上次郎さんが読む
『チンギス紀』と「大水滸伝」は違うシリーズである、と作者自身が語っている。しかし別のシリーズでは... 『チンギス紀』と「大水滸伝」は違うシリーズである、と作者自身が語っている。しかし別のシリーズではあっても、微妙に繫がっていることも事実なのだ。そこで、『水滸伝』19巻、『楊令伝』15巻、『岳飛伝』17巻の合計51巻という「大水滸伝」をこよなく愛する者としては、どういうふうに繫がっているのか、やはり確認しておきたい。 たとえば、『チンギス紀』の第2巻「鳴動」の中に、ホエルン(テムジン=のちのチンギス・カンの母)をさらったメルキト族の集落を襲う男が登場する。この段階では、これが楊令の遺児、胡土児(ことじ)であるとの明確な記述はなく、読者が勝手にそう考えているにすぎないが、それが明らかになるのは、第5巻「絶影」だ。第3巻「虹暈(こううん)」から登場する玄翁(げんおう)という謎の男がいて、強力な五十騎を率いてテムジンたちを幻惑するのだが、その玄翁とテムジンがついに対決するのが、第5巻「絶影」。その