小さなITSカーが動き出す

小型の電気自動車（EV）にITS技術を活用した新しい交通システムが、各地で運用開始されています。EVは環境負荷が小さいこと、さらにスモール化することで駐車場も省スペース化され、また、道路上での専有面積も小さくなるなど渋滞の軽減にも貢献し、環境面では非常に優れています。このEVにITS技術を活用することにより、新たな交通システムが実現可能になってきています。 先陣を切って登場したのが、昨秋ホンダが栃木県の「ツインリンクもてぎ」において運用開始したICVS（インテリジェント コミュニティ ビークル システム）です。そして今年5月には、トヨタが本社周辺で従業員350人、車両35台を投入しての大規模な実験を開始し、さらに、（財）自動車走行電子技術協会（JSK）では東京・多摩ニュータウン地区、横浜みなとみらい地区において実用実験を9月以降に計画しています。 今回はこれらの中で、特徴の違うホンダ、