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しんちゃんの買い物帳 「ぼくのフェラーリ」坂元純
ぼくの名前は加藤和也、十二歳。趣味はスポーツカー。家族はお父さんとお母さん、それにまだ一歳の妹の... ぼくの名前は加藤和也、十二歳。趣味はスポーツカー。家族はお父さんとお母さん、それにまだ一歳の妹の平凡な四人家族。今朝、ぼくの家に一台のフェラーリがやって来た。色はもちろんイタリアンレッド、一九五〇年型166MMだ。このフェラーリは生産台数がとても少なく、全部で二十五台程といわれているから、現在残っているのは世界でも数台だ。まさに宝石のような貴重な車なのだ。それが何故、フェラーリが和也のものになったのかは、ちゃんとわけがある。 一年前、父方の祖父が危篤になり、和也とお父さんは、会ったことがない大金持ちのおじいちゃんのお屋敷へ駆けつけた。そのお屋敷の母屋にはおじいちゃんと本妻が住み、同じ敷地内の離れに妾のおばあちゃんが住んでいた。そう、和也は妾の孫だったのだ。その母屋に集まるのは、莫大な遺産をねらう近親者たち。おばあちゃんもお父さんも遺産を放棄したが、そこでの遺産をめぐる露骨な雰囲気は異常だっ