【1923年9月1日 午前11時58分】

関東大震災時の朝鮮人・中国人虐殺から90年。記憶･追悼・未来のために～知らせ隊「相思華」プロジェクト。 震災犠牲者の遺骨を安置する東京都慰霊堂（横網町公園内）。戦後は東京大空襲などの犠牲者の遺骨も納められている。この場所で90年前の今日、3万8000人が亡くなった 9月1日は夜明け前から大雨だったが、10時頃にはようやくやみ、どんよりとした蒸し暑い日が始まった。午前11時58分。どの家でも昼食の準備を急いでいるとき、その巨大な破壊は突然始まったのである。最大震度７、マグニチュード7.9。震源地は相模湾北部。 ある医者の妻は洋服の講習会に参加するために永代橋をわたる電車の車中にいた。ある小学生は臨海学校で買ってきたお土産を友だちとともに並べていた。ある郵便局員は昼食を終えたばかり。そして10日前に日本に来たばかりのある朝鮮人の若者は、上野の旅館で、日本語のまったくできない仲間たちとともに昼食

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朝鮮人虐殺の記録。