機会の平等ってそんな簡単な話じゃないんです | WIRED VISION

機会の平等ってそんな簡単な話じゃないんです 2008年3月28日 コメント： トラックバック (0) (これまでの 飯田泰之の「ソーシャル・サイエンス・ハック！」はこちら。） 私がエッセイを書く中で繰り返し論じてきたのが，「経済学とは経済について考える学問」というよりも「経済学的思考を使って何かを考えることだ」という点です．その意味で，経済とはほとんど関係がないように感じてもレヴィットの『ヤバ経済い』（日本経済新聞社）や中島隆信先生の本[*1]は典型的な経済学の本です．最近では，大竹文雄編『こんなに使える経済学』（ちくま新書）などが「経済学的思考を使って何かを考えることが経済学だ」という点を前面に出した良書といってよいでしょう． 本連載もそろそろ終盤にさしかかりつつあります． そこで，これからはこれまで紹介してきた経済学的な思考法……問題を適切に分割し，明確な定義の枠内で，個人のインセンテ

[ColdFire]

機会の平等と結果の平等を区別するのは意味がないケースがある・・・素晴らしい考察ですね。

[webmarksjp]

tmp

[pitworks]

じゃんけんをして負けたら100円を払うゲーム．ルールでとしては公平．しかしこのゲームを続けると手持ちのお金が多い人が勝つ（何度か負けてもゲームを続けることができるというオプションがあるだけで十分な価値）

[zu2]

良記事。その通り。

[Muichkine]

>「初期資金を決めるのは何か」という問題に退行する必要がある

[cagedsoul]

これはいい思考実験。結果の平等と機会の平等を切り分けるのが簡単なのは言葉の上で、だけ。実際のゲームじゃ難しいし、下手をするとゲームのルールの変更だって、それまでのゲームで勝っている方になるんだからね。

[yoinak]

格差に関して，多くの論者が用いる整理は「結果の平等と機会の平等」という二分法です

[EasyGoer]

勝ったときに得られる金額が違うから、結局期待値は同じになるのでは

[API]

お金が多いい人のが勝負できる機会に恵まれるので機会の不平等だね。チャレンジできる機会を公平にするというのは欧米などでも課題でだからこそ彼らは若者に投資をする。

[takhasegawa]

初期資金によって勝率が変わると言うのが理解できなかった。退場せずに長く居続ける事が勝利だという定義なら分かるけど、ジャンケンの勝率自体は変わらんのじゃないの？

[Ivan_Ivanobitch]

考え方によっちゃ、才能すら遺伝と環境によって決まるからね。それを機会の不平等といってしまうと、機会の平等=結果の平等になってしまうおそれ有り

[ken_wood]

>ゲームのルールに不平等がなくても、勝利確率の比は当初の手持ち金額の比そのものになる。機会の平等性を考えるには「初期資金を決めるのは何か」に退行する必要がある。「経済学的思考を使って何かを考える」

[shidho]

育英会の奨学金は休学すると打ち切られるから奨学金頼みの人は交換留学にも余計な手間が必要とかそういう話。

[sankaseki]

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[jar2]

経済学的な思考法……問題を適切に分割し，明確な定義の枠内で，個人のインセンティブを出発点とする思考法を杓子定規に用いてすこしまとまった問題を考えていきたいと思います

[bhikkhu]

"レヴィットの『ヤバ経済い』"！？

[gav]

資金以外にもある程度初期条件はあるだろう。はね返す力をつけていく人もいるけど。「経済学的思考を使って何かを考えることだ」もっと色々ありそうだけど後は本を読めと。アフィリエイト出来れば勝てたのに

[suzu_hiro_8823]

考えてみればなるほどねと思うけど、実感として持てるようになるまでどれだけ自意識が邪魔することやら。（まぁ要するに『俺はそんなこと信じたくない』ってやつ）

[BUNTEN]

かくして勝負は生まれつき(で)決まっている。orz