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いとうせいこうの自己流園芸ベランダ派/コラム|懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行
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いとうせいこうの自己流園芸ベランダ派/コラム|懸賞サイトは朝日マリオン・コム-懸賞 プレゼント、懸賞 応募、懸賞 旅行
ほぼ毎週、ベランダの植物のことだけを書き続けて2年間がたった。そして、これが最終回である。 今まで... ほぼ毎週、ベランダの植物のことだけを書き続けて2年間がたった。そして、これが最終回である。 今まで取り上げた鉢の数はいくつになるだろう。少なくともベランダには50数鉢があるばかりで、あとはすっかり枯れてしまった。 匂(にお)い桜、沈丁花、瓢箪(ひょうたん)、アヤメ、カリン、カランコエ、サザンカ、ブロッコリー、ムスカリ、ニッキ、ライム、茶、萩、シクラメン、芙蓉……。 枯れた思い出のある植物を挙げればきりがない。彼らは果敢に俺(おれ)のベランダを飾り、季節の喜びを伝えてくれたのち、すべてむなしく朽ち果てた。 試しては枯らし、枯らしては試す。俺の園芸人生はそんなことの繰り返しだ。 どんな植物でも繁茂させる奇特な人のことを緑の親指≠ニ呼ぶけれど、その伝で言えば俺の親指は根元から先っぽまで茶色い。枯れ葉色である。植物からすれば死神同然だ。 だが、逆にもしあらゆる植物が生き残っていれば、ベランダは完全