火星探査車、走行跡もくっきり ＮＡＳＡ、上空から撮影：朝日新聞デジタル

米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）が火星で活動する探査車「キュリオシティ」を上空から捉えた珍しい画像を公開した。火星の上空で観測を続ける無人探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」の高解像度カメラが昨年１２月１１日に撮影した。 六つの車輪を持つキュリオシティ（全長約３メートル）は、２０１２年８月に着陸した地点から約４・６キロ移動した。幅約３メートルの２本の走行跡もくっきりと写っている。生命が存在した証拠となりうる有機物調査のため、現在、高さ約５千メートルの「シャープ山」に向かって移動を続けている。（サンフランシスコ＝行方史郎）