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岩手発「泣ける」CM、ヒットの理由 ネット動画に活路:朝日新聞デジタル
商品や企業の名前が出てくるわけでもないのに、引き込まれてしまう。そんな岩手発のCM動画が注目され... 商品や企業の名前が出てくるわけでもないのに、引き込まれてしまう。そんな岩手発のCM動画が注目されている。ネットの存在感が増し、広告の世界でも「地方」と「都市」の垣根は、なくなるのだろうか。 娘の結婚披露宴。父親がピアノの上に妻の遺影を置き、演奏を始める。曲はパッヘルベルの「カノン」。新婦が小さい頃、母親と一緒に練習した思い出の曲だ。 ぎこちないメロディー。そこに、妻が亡くなり、娘とうまく分かりあえない父親が、晴れの日のため音楽教室で練習を重ねるシーンが挿入される。娘の表情はみるみる崩れていく。 テレビCMの話ではない。動画投稿サイト「ユーチューブ」にこんなCMを公開したのは岩手県内で音楽教室を手がける「東山堂(とうさんどう)」。昨年3月の公開直後から話題になり、キー局の番組で取り上げられ、人気が広がった。ユーチューブの再生回数は290万回を超え、年間100人ほどだった音楽教室への入会者は4
2015/05/14 リンク