人民元、ＩＭＦ主要通貨入りか １１月にも最終判断：朝日新聞デジタル

国際通貨基金（ＩＭＦ）が加盟国にお金を融通する「特別引き出し権（ＳＤＲ）」の構成通貨に、中国の人民元が採用される見通しとなった。１１月末にも開かれるＩＭＦ理事会で正式に採用が決まれば、中国が進める人民元国際化の追い風となりそうだ。 ＩＭＦ関係者は２６日、「一連の中国当局による人民元自由化の動きはポジティブだ。最終判断は理事会で決まるが、採用の方向になるだろう」と話した。ＩＭＦ報道官も「意思決定はされていない」とした上で、「スタッフが来月の理事会に向けた報告書の最終調整をしている」とコメントした。ＩＭＦは１１月末か１２月の理事会で最終判断する方向で、採用が決まれば来年１０月にドルや円と並ぶ「メジャー通貨」の仲間入りを果たす。 ＩＭＦは、加盟国の出資額に応じてＳＤＲと呼ばれる仮想通貨を割り当てている。危機に直面した国はＳＤＲと引き換えに現在の構成通貨であるドル、ユーロ、円、ポンドの４通貨でお金

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