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地震で窯崩壊、再建支援を 石川県の珠洲焼作家、松山市で個展:朝日新聞デジタル
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【愛媛】5月に震度6強の地震に見舞われた石川県珠洲市の陶芸家、篠原敬さん(63)の個展が、松山市小栗5... 【愛媛】5月に震度6強の地震に見舞われた石川県珠洲市の陶芸家、篠原敬さん(63)の個展が、松山市小栗5丁目のギャラリー「隣花庵(りんかあん)」で開かれている。工房の窯は崩壊し、損壊を免れた約80点で開催する。「窯を再建して被災者や愛好家にメッセージを届けたい」と話す。 珠洲焼は釉薬(うわぐすり)を使わない「焼き締め」で作られた焼き物。黒灰色のシンプルなデザイン、高温で焼成中の器に降りかかった薪(まき)の灰が溶けた「自然釉(ゆう)」があやなす模様が、多くの愛陶家を魅了している。 篠原さんは29歳の時、珠洲焼資料館で見た古陶の展示に感動し、焼き物の道に入った。個展を重ね、海外にも出展。珠洲焼を代表する作家となり、現在は陶工約40人が加盟する「珠洲焼創炎会」の会長を務める。 地震に襲われた時、篠原さんは合唱の演奏会を聴いていた。急いで戻った自宅は傾いて戸が開かない。壁や基礎にはひびが入り、自宅ギ