（社説）「共謀罪」施行 危うさを問い続ける：朝日新聞デジタル

「共謀罪」法があす施行される。政府・与党が委員会での審議と採決を省略し、いきなり本会議に持ち込むという、強権的な手法で成立させたものだ。 経緯をふり返る。 政府は、国連の組織犯罪防止条約に加盟し、テロを封じ込めるには、この法律が不可欠だと主張した。だが当の国連の専門家から疑義が寄せられると、ほおかむりを決めこんだ。すでに加盟している他国がどんな法整備をしたのか、詳細はついに説明されず、計画段階から処罰できる犯罪類型を２７７もつくることについても、説得力のある理由は示されなかった。 こうした不誠実な態度に加え、国会審議を通じてあらためて浮かびあがったのは、捜査当局が重ねてきた基本的人権を踏みにじる行いである。 犯罪とまったく関係のない環境保護団体やイスラム教徒の動向を見張る。野党の機関紙を配布する人を長期にわたって徹底尾行する。選挙のとき、労働団体が入る建物の前に監視カメラを設置する――。

[orangetrione]

何かを啓蒙したいなら、まずは正しい名前で読んでみるてころから始めてみては

[nakakzs]

成立時には考えられなかったが、やや現実味を帯びてきたところで問うことは、「この法を施行運用する立場の政権がどこに変わったとしても、同じように同法の存在を支持出来ますか？」。

[tick2tack]

共謀罪がというより警察の監視の方向に世論を持っていけなかったのだろうか。“環境保護団体やイスラム教徒の動向を見張る。野党の～徹底尾行する。選挙のとき、労働団体が入る建物の前に監視カメラを設置する”

[vox_populi]

「政府・与党が委員会での審議と採決を省略し、いきなり本会議に持ち込むという、強権的な手法で成立させた」。「計画段階から処罰できる犯罪類型を277もつくることについても、説得力のある理由は示されなかった」。