（どうする？）子育て中にがん、伝えるなら：朝日新聞デジタル

【立松真文】２人に１人ががんになる時代。子育て中の親ががんになるケースも、珍しいことではないだろう。がんの治療は肉体的にも精神的にも負担となるだけに、家族の支えが必要になる。ただ、子どもにその事実を伝えることは、親にとって大きなハードルだ。■娘に明かし「一体感」 東京都内の会社員女性（４５）に、乳がんが見つかったのは６年前。離婚して１年余り経った頃だった。風呂上がりに体を拭いていて、左胸のしこりに気づいた。たいしたことはないだろう、最初はそう思った。 かかりつけの医師も「たぶん大丈夫だと思うけど……」という反応。念のためにと紹介された総合病院で、がんを告げられた。 初期なので手術すれば治るという説明だった。だが、突然の告知を受け入れるのは難しかった。乳房の摘出手術を受けた後も、ずっと「何で私が……」という思いにさいなまれた。 当時小学４年生と４歳だった２人の娘には、黙っていた。「伝えたら、

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