asahi.com（朝日新聞社）：現代人の家計簿 - 経済気象台 - ビジネス・経済

映画「武士の家計簿」が４日に封切られる。加賀藩の武家の家計簿を分析した茨城大の磯田道史准教授の本の映画化だ。当時、武士の家計も交際や儀礼行事などの支出が多く、決して楽ではなかった。 現代に生きる日本人の家計の状況は、総務省統計局が発表している「家計調査年報」から探ることができる。それを見ると、バブル崩壊当時の１９９３年から２００９年までの１７年間で、日本人の消費支出は、前年比増の年は若干あるものの、長い右肩下がりの状況が続いている。「いざなぎ景気」超えと騒がれた０６年ですら、不況が始まった９３、９４年当時の消費支出には遠く及ばない。 背景には、景気回復と騒がれた期間も生活者の収入は回復せず、長期にわたり家計の苦しい状況が続いていることがあげられる。そして、日本人が不況の間に培った様々な工夫により、生活レベルを下げずに消費を抑えたことが影響している。 一方で、デフレなどにより、９８年を

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教養娯楽費の減少幅が小さいのはオタクが消費しているからだったりして。

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不況の間に培った様々な工夫により、生活レベルを下げずに消費を抑えたことが影響。激安カジュアルブランドの登場により、衣料などは新しい消費スタイルが定着した。小遣いの半減は、世の中の活気を失わせている。