asahi.com（朝日新聞社）：韓国「証取所売ります」カンボジアとラオスで設立支援 - 経済を読む - ビジネス・経済

高層ビル建設が進むプノンペン中心部。韓国企業による事業が多い＝稲田写すソウルの韓国取引所を訪れ、資本市場の仕組みなどについて講義を受けるラオス証券取引所の職員ら＝稲田写す 韓国がアジアなどの新興国に対し、「証券取引所」の売り込みを続けている。取引所がなかったカンボジアとラオスで設立を全面支援。独自の売買システムも各地で受注に成功している。金融・資本市場の整備に協力して経済関係を深め、韓国企業の事業拡大にもつなげようという長期戦略に立っている。 ■制度設計、人材育成で協力 ラオスの首都、ビエンチャン。同国に昨秋完成した証券取引所で１１日から、取引が始まる。当初は国営金融機関など数社が上場を予定する。 社会主義体制を維持しつつも、積極的な外資の受け入れを打ち出してきたラオス。取引所開設もその一環で、２００７年から全面支援してきたのが韓国だ。ラオスの中央銀行と、韓国で証券取引所を運営す