大学進学率、２年連続低下 埼玉県調査、求人増が定着

大学進学率、２年連続低下 埼玉県調査、求人増が定着 【池田拓哉】埼玉県教育局は１３日、今春卒業した高校生の進路状況を発表した。昨年と比べて大学への進学率は低下し、実践的な技術や資格を学ぶ専修学校への進学や就職をした人の割合は増えた。こうした傾向は２年連続。教育政策課は「２００８年秋のリーマン・ショックで落ち込んだ求人の持ち直しが定着し、高校生の勤労意欲を後押ししている」とみる。 高校卒業者５万７５２０人を対象に調査した。大学進学率は５１・３％（２万９５０５人）で、昨年より０・５ポイント低下。短大進学者は５・０％（２８５９人）で昨年並みだった。 一方、専修学校への進学率は０・８ポイント増えて２３・６％（１万３５６０人）に。就職率は３年連続の上昇で、０・５ポイント増の１３・２％（７６０５人）だった。 今春卒業の高校生に対する求人数は８２３６人で、昨年より７・４％増えている。担当者は「数年前は高