asahi.com（朝日新聞社）：文科省「配布ミスは大失態」 入試センターに調査指示 - 教育

印刷 大学入試センター試験で問題冊子の配布ミスが相次いだ問題で、文部科学省は１６日、大学入試センター（東京都）に事実関係を調査し、報告するよう指示した。 平野博文文科相は１６日朝、朝日新聞の取材に「受験生を混乱させ、大変申し訳ない。まずは事実関係を把握したい」と述べた。幹部は「大失態だ。原因究明と再発防止に努める」と硬い表情で話した。 センターの１５日の発表では、地理歴史・公民の試験で試験開始を遅らせたのは４８会場（受験生４０５３人）、開始後に配布ミスに気付いたのが１０会場（５１２人）だった。だが、会場となった大学がミスを公表していながら、センターの集計にない事例もあったため、文科省は、センターの発表に漏れがあると判断、徹底した調査を求めた。 文科省職員からは、「センターの周知不足が原因だ」という見方とともに「試験は大学とセンターによる共同実施。大学側に当事者意識が欠けている」との