asahi.com（朝日新聞社）：最後の米戦闘部隊、イラク撤退完了 オバマ政権計画通り - 国際

【ワシントン＝望月洋嗣】イラク駐留米軍の最後の戦闘部隊が１９日未明、隣国クウェートへの移動を終え、撤退した。部隊に同行している米ＮＢＣやＣＮＮなどが報じた。２０１１年末までの駐留米軍完全撤退を目指すオバマ米政権は計画通りに戦闘任務を終了したかたちで、０３年に開戦したイラク戦争の大きな節目となる。 オバマ大統領は撤退完了を前にした１８日、フロリダ州マイアミでの政治集会で「（大統領就任から）今月末までに、計１０万人の米兵をイラクから撤退させ、戦闘任務を終えることになる」と演説。オバマ政権は８月末までの撤退完了を表明していたが、イラクの治安情勢などから実施を若干早めたとみられる。 報道によると、最後の戦闘部隊は１９日午前１時半（日本時間同７時半）ごろにクウェートに入った。残った一部の補給支援隊は空路でイラクを出る。米国務省のクローリー次官補はＮＢＣに「歴史的な瞬間だ。我々は戦争を終えつつある