asahi.com（朝日新聞社）：おっきなサバだよ 石巻 - ニッポン人脈記

おっきなサバだよ 石巻2009年10月5日14時18分 印刷 ソーシャルブックマーク 宮本嘉二さん 須能邦雄さん（中央） 「おっきなサバが手に入った。見に来ませんか」 電話をくれたのは宮本嘉二（みやもと・よしじ）（５６）だ。ここ宮城県石巻市で３０年来、市場に揚がる魚をさばき、干物や缶詰用に販売している。いまが盛りのサバをトラック８台分まとめ買いしたら、思わぬ大物が交じっていた。 では、と石巻漁港へ。水揚げ岸壁の長さは日本一、南風が吹けば町中に魚のにおいを運ぶ。加工場で宮本が待っていた。抱えたサバは確かに見事で、５９センチあって重さは２．２キロもある。 年齢や体重で記録に残るかもしれないと、県の試験場に持ち込んだら、これはすごいと国の中央水産研究所へ。ひょっとして日本記録にでもなれば、と楽しみだ。 一族で営む宮本水産は明治期からの老舗（しにせ）。５代目の兄が社長で、宮本は専務として助ける。

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