asahi.com（朝日新聞社）：海の管制官、統括ポスト新設へ 海上保安庁が態勢強化 - 社会

海上保安庁は、多数の船舶が行き交う海峡や港湾で安全情報などを提供する海上交通センターに、管制業務を指導・監督する「統括運用管制官」ポストを新設することを決めた。７月に施行される改正港則法で、これまで強制力のない「助言」にとどまっていた情報提供が拘束力を持つ「勧告」に格上げされることに伴い、態勢を強化する。 昨年１０月、関門海峡で起きた海上自衛隊の護衛艦とコンテナ貨物船の衝突事故では、管制官がコンテナ船に「（先行する船を）左から追い抜いてください」と伝え、コンテナ船が左に旋回した直後に事故が発生。第７管区海上保安本部は「事故の原因につながった可能性は否定しない」と認めた。航空管制では２人でしているレーダー監視を１人でしていたことなども明らかになり、海上管制の強化が課題となっていた。 海上交通センターは全国７カ所にある。同庁によると、このうち６カ所に計４０人の統括運用管制官を新たに配置する

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　　「航空管制では２人でしているレーダー監視を１人でしていたことなども明らかになり、海上管制の強化が課題となっていた。」

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