asahi.com（朝日新聞社）：交通規制の発炎筒で車炎上、都に賠償命令 東京地裁 - 社会

警視庁が交通規制で路上に並べた発炎筒から引火し、乗っていた車が炎上したとして、車の所有者が東京都に約１千万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁（鈴木秀孝裁判官）は２６日、車の代金分など約６２０万円を支払うよう都に命じた。 判決によると、都内に住む男性は２００６年９月の夜、首都高速の浜崎橋ジャンクション（東京都港区）付近で警視庁による皇室警備の交通規制で停止。前方の路上には発炎筒６本が置かれていた。規制解除で男性が再び運転を始めた約５分後、並走中の車の運転手から「車が燃えている」と知らされて停車した。 判決は「車の構造に問題はなく、規制で使われた発炎筒以外に出火原因はない」と指摘。発炎筒を確実に消火、撤去しなかった警視庁側の過失を認め、車の時価相当額や慰謝料などから路上の発炎筒の確認を怠った男性の過失分を引いた額の賠償を命じた。（浦野直樹）

[irisitejp]

規制のための発煙筒がなぜ、車に火がつくようなところにあったのか？　管理が不始末なのか、不適切な通行をしたのかが詳細不明