asahi.com（朝日新聞社）：自転車・野寺、引退へ ジロ・ディタリア完走 - スポーツ

引退レースの全日本選手権に向け調整する野寺秀徳＝堺市堺区、中里友紀撮影 国内の自転車のロードレースを引っ張ってきた野寺秀徳（シマノレーシング）が２７日の全日本選手権ロードレース（広島県中央森林公園）で現役を退く。２００３年から７年連続で３位以内に入り、０５、０８年には優勝も経験した国内最大の大会で、３５歳は有終の美をめざす。 静岡・修善寺工高で本格的に競技を始め、法大をへてシマノへ。イタリアのチームに所属した０２年、３週間かけて同国中心に約３５００キロを走る伝統のレース「ジロ・ディタリア」で日本勢として史上２人目の完走を果たした。肉体的に苦しい最終盤でもペダルを踏み込み続ける精神力が持ち味だった。 今月４日に引退を表明。若手の成長を理由に挙げた。３０歳前後がピークとされる競技で、５年ほど前から引退を意識していたという。昨年ツール・ド・フランスを完走した２５歳の新城幸也（ブイグテレコム