少年更正、若者ら支援 「ＢＢＳ」静岡県内で広がり｜静岡新聞アットエス

本年度の活動目標について語り合う静岡地区ＢＢＳ会のメンバー＝４月２１日、静岡市葵区の城東保健福祉エリア 非行に走った少年を兄や姉のような身近な存在として支える更生支援を県内の２０～３０代を中心とした若者約１００人が展開している。全国では６０年以上の歴史のある「ＢＢＳ」と呼ばれる息の長い活動。法務省によれば会員数が減る地域も多いというが、県内では増加傾向にある。 「非行少年を捕まえるだけではだめ。その後の支援こそ重要」。静岡市内でこのほど行われた本年度初の静岡地区ＢＢＳ会月例会。活動歴２年の大学４年山本悠加さん（２１）は仲間に強調した。 例会では、関係機関への活動周知や会員の活動参加率向上、新会員の獲得と定着が年間活動目標に決まった。 同地区ＢＢＳ会では、メインの「ともだち活動」と呼ばれる保護観察中の非行少年などとの交流のほか、市内の少年院「駿府学園」への月１回の訪問を半世紀以上続けて