六安市の並列戦国墓開棺作業始まる 墓主の特定期待 | 中国通信社

4月 22, 2011 （中国通信=東京）合肥２１日発新華社電によると、安徽省六安市で見つかった戦国時代の並列になっている２基の墓の内棺が２０日、正式に開かれ、これまでに北側の墓の棺の基本的整理が終わり、南側の墓の棺の整理作業が続けられている。 今月初め、同市の工事現場でこの墓（今から約２０００年前のもの）が見つかり、これまでに棺の外側からは鎮墓獣、陶頭木身俑、青銅六山鏡などが出土した。そのうち青銅六山鏡は直径２７センチで、裏面には六つの変形した「山」の字と美しい花の紋様が鋳込まれている。この大きさと形の青銅鏡は国内では珍しいという。 安徽省考古研究所のスタッフによると、外気に触れて酸化するのを防ぐため、棺を別の場所に運んで開けることを決めた。場所は同市旧博物館内の「六安双トン（土＋敦）一号漢墓」木質文化保護室横の広い場所が選ばれた。 計測の結果、北側の墓の内棺は高さ約５５・５センチ、長さ