名刀「蛍丸」よみがえれ ネット資金集めに反響:話題のニュース:中日新聞(CHUNICHI Web)

岐阜県関市の刀匠らが、阿蘇神社（熊本県阿蘇市）に伝わり、現在は所在不明の名刀「蛍丸（ほたるまる）」を、現存資料をもとに作刀し、神社に再び奉納するプロジェクトを立ち上げた。インターネットで資金を募る「クラウドファンディング」で支援を呼び掛けたところ、目標金額を大きく超える反響を呼んでいる。 鎌倉時代末期の刀匠、来国俊（らいくにとし）が打ったとされる「蛍丸」は長さ１００センチを超える大太刀。“刀剣女子”を生んだ人気オンラインゲーム「刀剣乱舞」に登場するキャラクターのモデルにもなっている。 プロジェクトを始めたのは関市下有知の刀匠、福留裕晃さん（３０）＝刀匠名・房幸。福留さんの兄弟弟子の興梠（こうろき）宏明さん（３４）が昨年１２月、独立に向けて実家のある大分県に戻り、近くに阿蘇神社があったことから「２人の合作刀を奉納したい」と発案。神社側も快諾した。 刀は三振り制作し、資金は岐阜県関、美濃加茂、

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蛍丸。「来年２月から刀の制作を始め、関鍛冶伝承館や阿蘇神社で行う鍛錬の工程は公開し、地域の観光振興や活性化も狙う。完成は２０１７年春の予定」。