CNN.co.jp：ヒトラーはいかにして人心をつかんだか ベルリンで特別展

（ＣＮＮ） ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーが描かれたトランプ、シンボルのかぎ十字で飾ったランプやタペストリー――。第２次世界大戦当時、ヒトラーが国民を憎悪に導いた軌跡をたどる「ヒトラーとドイツ国民」展が、１５日からベルリン市内の博物館で開催されている。 同国では戦後、ホロコースト（ユダヤ人大虐殺）やナチズムをテーマにした展示が企画されてきたが、ヒトラーに焦点を当てた催しは初めてとされる。個人的な遺品展示ではなく、当時の日用品などを通し、国民生活に深く浸透していたヒトラーの影響を示す品々が展示されている。 会場には、ヒトラーの顔を載せた雑誌の表紙や金属製の胸像、宣伝看板、募金箱、ヒトラーを崇拝する写真、映像などがずらりと並ぶ。 米ユダヤ人団体ＡＤＬのマイケル・サルバーグ氏は「日常的な品物だからこそ訴える力がある」と、この催しを評価する。「一部エリートの間だけでなく、ドイツ社会全体にナチスが広

[HODGE]

これはまさしく川原泉問題だ──"ドイツ社会全体にナチスが広めようとしたイメージが充満した。これが重要な第一歩となり、さらに恐ろしい形で根付いていった"