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1809
この作品は、一見、ある青年の恋と冒険の物語のようにも読める。 実際、主人公のフランス軍大尉は、恋と... この作品は、一見、ある青年の恋と冒険の物語のようにも読める。 実際、主人公のフランス軍大尉は、恋と冒険に身を焦がす。舞台は、タイトル通 り1809年のウィーン。いわゆるワグラムの戦いの前後、ナポレオンは全ヨーロッパの覇者となる途上にあり、一青年は、恋と冒険の果 てに、その皇帝ナポレオン暗殺をめぐる複雑怪奇な陰謀に、まきこまれるのだ。 恋と冒険、暗殺と陰謀。なんと甘美な響きにみちた言葉であることか。しかし、それは罠である。誰の? 作者自身による、周到に張り巡らされた、悪意ある罠なのだ。誰に対して? およそ全ての男性に対して。その夢であろうところの、まさしく、恋と冒険と陰謀といった、〈男のロマン〉が、ことごとく愚劣なものである、と遙かな高みから嘲笑する、作者の底知れぬ 悪意によって、作り上げられた、これは物語(=ロマン)の暗殺でもあるのだ。 しかも、この小説は、ある人にとっては、本当に一青年の
2011/11/27 リンク