仮面のルーツ探る 北上・鬼の館 « Iwanichi online 北上地方のニュース

北上市立鬼の館主催の２０１１年度「鬼学講座」は３日、同市和賀町の同館で開講した。「鬼の源流を求めて パート１５～仮面と精神儀礼～」をテーマに、初回講義では仮面の世界的な分布状況や役割などについて学んだ。多彩な講師陣を迎え１２年２月まで５回にわたり、仮面のルーツなどを探る。 講座は、鬼と結び付きの深い内容をテーマに例年実施。今年度は、国家鎮護や宗教儀礼、芸能など世界で広く活用、継承されている仮面の文化を視点に、地域で伝承される仮面芸能などを学ぶ機会にしようと企画された。 初回は２６人が受講し、開講式終了後に初回講義を実施。元同館上席主任学芸員の鈴木明美さんが「仮面の原像」と題して講義し、人類の誕生と狩猟生活、世界での分布状況、役割などの側面から仮面の文化を紹介した。 鈴木さんは、世界各地の壁画やお面などの資料を基に、考古学、民俗学的視点から仮面の伝わったと推測される時代を解説。「仮面は

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