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高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 財務省の「森友学園」答弁はおかしい 野党が追及すべき重要な論点
森友学園問題が国会で話題になっている。政府答弁では、交渉記録を保存していなくても国有地の売却で「... 森友学園問題が国会で話題になっている。政府答弁では、交渉記録を保存していなくても国有地の売却で「法令に即して適切に処理」という答弁が連発されている。 一般の感覚では、問題が起きているのにそれはないだろう、である。そもそも「法令」が適切だったのかを疑うのが先だろう。 「法令」という言葉がくせ者 しかし、官僚にとって「法令」は絶対である。これはある意味正しい。官僚は「法令」の執行機関であるから、「法令」からはずれて勝手に権力を振るわれたら国民としてはたまらない。ここでイメージしているのは、「法令」は、国民の代表である国会で作られ、それに官僚が従うというものだ。 しかし、この「法令」という言葉がくせ者だ。「法令」を正しく定義すれば、法律と命令で構成されている。法律は国会で作られるが、命令とは、政令や規則など官僚が作るものだ。 これで分かるだろう。「法令に即して適切に処理」とは、官僚が自ら作った命
2017/03/10 リンク