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廃墟に魅せられる若者たち 「時代の香り」とは何か
<テレビウォッチ>長崎から船で1時間の洋上に浮かぶ端島(はしま)。形から軍艦島と呼ばれるこの島を、... <テレビウォッチ>長崎から船で1時間の洋上に浮かぶ端島(はしま)。形から軍艦島と呼ばれるこの島を、遊覧船が訪れるようになって1年になる。7万人が訪れたが、多くは若者だ。目当ては巨大な廃墟になっている島そのものだ。 経済効果は15億円 かつて300世帯5000人が住み、高度成長を支えた炭坑の島だった。マンモスアパートは9階建て、700人の児童がいた学校も7階建てだ。コンクリートの列柱にはペルトコンベアがあって、24時間石炭を運び出していた。 石油時代になった昭和30(1955)年代に閉山となって以後、住む人もなく年月を重ねて来た。いまは島全体が荒れ果てたコンクリートのかたまり、まさにSFの世界である。ここになぜ若者が? 「異様な光景だった。海上にアパートが建っていて」「みんな生きるために働いていた。すごいな」「人々の絆があった。いいなぁと思ったり」 かつてここの住人で、写真を撮り続けている大