河北新報 東北のニュース／海保ＹＳ１１登場、ファンくぎ付け 岩沼で航空祭

海保ＹＳ１１登場、ファンくぎ付け 岩沼で航空祭 退役間近のＹＳ１１が人気を集めた海上保安航空祭 岩沼市の第２管区海上保安本部仙台航空基地と海上保安学校宮城分校で１６日、海上保安航空祭が開かれ、大勢の航空ファンでにぎわった。 航空祭には羽田航空基地所属のＹＳ１１「ブルーイレブン」も飛来、内部を公開した。戦後開発された唯一の国産旅客機のＹＳ１１は国内の定期旅客運航ではすべて引退しており、海保でも本年度で退役する予定。球形見張り窓や標識投下装置を備えた海保仕様の機体に、熱心な航空ファンが関心を寄せていた。 基地内ではヘリコプターも展示。低空でホバリングするヘリから潜水士がロープで降下し、遭難者をつり上げる救助訓練も披露された。 基地に隣接する宮城分校では、ヘリの操縦を訓練するフライトシミュレーターが子どもたちの人気を集めていた。