河北新報 東北のニュース／生活の再建を住民切望 宮城県復興計画、気仙沼で説明会

生活の再建を住民切望 宮城県復興計画、気仙沼で説明会 村井知事が出席して開かれた県民説明会の最終回＝１８日、気仙沼市のサンマリン気仙沼ホテル観洋 宮城県震災復興計画案の県民向け説明会は最終日の１８日、村井嘉浩知事が出席して気仙沼市のサンマリン気仙沼ホテル観洋で開かれた。今後１０年間の中長期的な展望を描く計画案をめぐり、参加者は当面の生活や産業の再建を重視することを強く要望した。村井知事は県内５カ所で行った説明会に関し「基本的な理解は得られた」と述べた。 約２７０人が参加。気仙沼市の漁協関係者は被災して稼働停止が続く下水処理施設の問題を取り上げ「復旧が遅れれば養殖漁業や観光に悪影響が出る」と指摘した。 地盤沈下による冠水を防ぐため、港のかさ上げを要望する声も上がった。農業関係者は農地のがれき撤去や抜本的な土地改良を求めた。 復興の進め方をめぐっては「避難所では今も被災者が苦しんでいる。

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「気仙沼市の漁協関係者は被災して稼働停止が続く下水処理施設の問題を取り上げ「復旧が遅れれば養殖漁業や観光に悪影響が出る」「地盤沈下による冠水を防ぐため、港のかさ上げを要望する声も」