河北新報 東北のニュース／いのちの電話、相談員不足 震災でボランティア減少

いのちの電話、相談員不足 震災でボランティア減少 相談者の悩みに耳を傾けるボランティアの電話相談員 自殺予防に取り組む社会福祉法人「仙台いのちの電話」の電話相談員が足りない。東日本大震災の影響で、活動できるボランティアが減ったためだ。夜間の受信回線を減らし、何とか２４時間対応の相談態勢を維持している状態。事務局は「一人でも多くの人に活動を支えてほしい」と、１０月スタートの養成講座受講を呼び掛けている。 事務局によると、震災前、約２５０人いた相談員のうち、自宅が津波被害を受けたり、地震で全半壊したりした人が２０人いたという。震災後、体調を崩したり、身内の介護が必要になったりして活動できなくなった人もいた。こうした震災の影響で２０１１年度は１６人が辞任、２０人が活動を休止した。 ことし３月に養成講座を修了した２１人を相談員に認定したものの、人手不足解消には至っていない。通常は交代制で２回線

[itarumitinari]

「２０１１年度は１６人が辞任、２０人が活動を休止した」

[sarutoru]

「仙台いのちの電話」

[SasakiTakahiro]

内容は深刻なものが多く、ことし３月には自殺志向のある相談が２割を超えた。