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死刑が執行された後に冤罪と判明する、なんてことが…~「飯塚事件」の現在地│B級記者どん・わんたろうが「ちょっと吼えてみました」│マガジン9
死刑存置論者でも、この刑罰に冤罪や誤判が絶対に許されないことは否定できまい。執行されてしまえば、... 死刑存置論者でも、この刑罰に冤罪や誤判が絶対に許されないことは否定できまい。執行されてしまえば、あとで無罪と分かった場合に取り返しがつかないからだ。もちろん、すべての事件で冤罪や誤判が許されないのは事実だが、いかなるお金や謝罪をもってしても何物にも代えがたい生命は戻ってこないという真理を忘れてはならない。 死刑執行後に有罪が覆るという恐ろしい事態が、現実になるかもしれない。1992年2月に福岡県飯塚市で発生した「飯塚事件」。死刑の執行後に申し立てた再審請求の審理の過程で、捜査段階での疑惑が明らかになってきたのだ。全国的にはまだあまり知られていないこの事件の動きについて、主任弁護人の岩田務弁護士の話を聞く機会があったので、経緯や問題点を検証したい。 事件は、登校中の小学1年生の女子児童2人が行方不明になり、翌日、隣接する同県甘木市(現・朝倉市)の山中を走る国道沿いのがけ下で遺体となって発見さ
2015/03/14 リンク