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「意欲と勇気」の学術書出版 | 名大ウォッチ
新聞社で長く科学報道に携わってきたジャーナリストが、学内を歩きながら、 大学の今を自由な立場で綴っ... 新聞社で長く科学報道に携わってきたジャーナリストが、学内を歩きながら、 大学の今を自由な立場で綴っていきます。 名古屋大学に関して特筆すべきことの一つに名古屋大学出版会の存在がある。東京の知人からそう聞いていた。小さいながら、「学術書の出版賞受賞の打率は抜群に高く、優れた出版を続けている」という。その秘密を探ってほしいと託されてもいた。 その出版会について、8月13日付毎日新聞の書評欄に「本書を出版した団体の意欲と勇気」、そして「今学術出版でこれほどの覇気を見せているのは他に見当たらない」と、これ以上ないくらいの賛辞が捧げられていた。取り上げられた本は「原典 ルネサンス自然学」、上下巻それぞれ約650ページ、税込で9936円という大部かつ高価、しかもきわめて学術的な内容である。それをあえて一般向けの書評欄で紹介したのは、内容に加え、上記のような出版事情を書きたかったからだと記されていた。
2017/09/06 リンク