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学力格差と子供の貧困
「科学的応用力」は2003年の2位から06年は6位に転落。「数学的応用力」は6位から10位へ、「読解力」も14... 「科学的応用力」は2003年の2位から06年は6位に転落。「数学的応用力」は6位から10位へ、「読解力」も14位から15位に低下。――これは、経済協力開発機構(OECD)が、57の国と地域における15歳児約40万人を対象に行った国際学習到達度調査(PISA)の結果である。日本の15歳児は03年から06年にかけて全分野で順位を落としたことが、大きく報道された。 しかし、今回の国際的順位の低下自体は、さほど問題にする必要はないように思われる。なぜなら、上位群の順位変動は、わずかな点数の差で起こるからだ。例えば、「科学的応用力」の平均点をみると、1位のフィンランド(563点)と2位の香港(542点)の点数は突出しているものの、3位のカナダ(534点)から6位の日本(531点)まではわずか3点の違いにすぎない。「数学的応用力」では、5位のオランダ(531点)から10位の日本(523点)まで、9点の
2007/12/25 リンク