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ISSUE BRIEF 食料自給率問題 ―数値向上に向けた施策と課題― 国立国会図書館 ISSUE BRIEF NUMB... ISSUE BRIEF 食料自給率問題 ―数値向上に向けた施策と課題― 国立国会図書館 ISSUE BRIEF NUMBER 546(JUN.15.2006) 我が国の食料自給率は長期にわたり低下してきた。これの向上は、 農政の中心的課題であり、一般の関心も高い。建設的な議論の前提 として、食料自給率の、指標としての特性の理解は欠かせない。 食料自給率の低下の大きな要因は、我が国の農業生産が、食生活 の変化に対応できず、輸入が増大したことである。 食料の消費は、穀物から畜産物へ、多品目少量消費へ、簡便化へ と進んだ。自給品目である米を中心とした食生活への回帰は簡単で はない。生産面には、農地の減少・農業者の高齢化等の問題もある。 また、WTO 体制の下、国境措置に過度に依存はできず、国内生産刺 激的な施策は貿易歪曲的とされるため展開しにくい。難しい状況の 中、「食料・農業・農村基本