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写真の新たな飛躍を感じて---日本の新進作家たち
elan photographic Photographs by 日本の新進作家 vol.10より <our face>より 《アニメのコスプレの... elan photographic Photographs by 日本の新進作家 vol.10より <our face>より 《アニメのコスプレの少女たち34人を重ねた肖像/台北のストリートで》 2009年(2010年プリント)©Ken Kitano 日々どれほどの写真に出会うだろう。目に入った膨大な量の写真が発する情報の多くは、私たちに浅い記憶を植え付け、あるいは何も残さずに過去へと流れていく。そんな写真に対しての受動的な態度が揺さぶられるのは、東京・恵比寿の東京写真美術館で開催中の「日本の新進作家 vol.10 写真の飛躍」(1月29日まで)だ。目の前に見えてるものは一体何か、今ここにある写真を能動的に「見る」ことを求められる。 北野謙(上のスライドショー1番目)は世界各地に赴いて撮影したたくさんのポートレートを、142センチ×178センチの大きな1枚の印画紙に1人ずつ重ねて焼き付