時論公論 「"高２で卒業"議論の積み上げを」 | 時論公論 | 解説委員室ブログ:NHK

科学や芸術に優れた才能をもつ生徒が高校を２年間で卒業できる「早期卒業制度」の創設を求める。政府の国家戦略会議はこうした方針を今週まとめました。これを受けて文部科学省は、来年度中をメドに具体的な制度づくりの検討を始めることになりました。論議の背景と課題について考えます。 今行われている「飛び入学」は、大学が若者の特異な才能を認めれば高校２年生から受け入れるというもので、高校は中退扱いになります。今回は、制度設計はこれからですが、特異な才能を持っている高校生が２年で卒業できる、つまり高校側が卒業を認める制度を新たに設けることになります。 「それにしても唐突に結論が出てきた印象だ」。教育関係者の間からはこんな声が聞かれます。世界的に活躍できる「グローバル人材の育成」を求める人たちの間から、海外に留学しやすい環境をつくるため、高校の「早期卒業制度」創設を求める声が上がっていたのは確かです。 たと

[arajin]

成績不良者を進級、卒業させる一方で、大学に入学を許された学生の卒業を認めないのは不合理。