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視点・論点 「葉の形の変幻自在」 | 視点・論点 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス
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視点・論点 「葉の形の変幻自在」 | 視点・論点 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス
東京大学大学院教授 塚谷裕一 東京大学の塚谷です。桜が咲き誇り、そして散ると、もうすぐに新緑の季節... 東京大学大学院教授 塚谷裕一 東京大学の塚谷です。桜が咲き誇り、そして散ると、もうすぐに新緑の季節です。新緑の、緑を誇っているのは、そう、まさに若葉です。今日は若葉にちなんで、葉の形の変幻自在について、最近の植物科学の研究から分かってきたことをご紹介したいと思います。 面白いことに、葉っぱが平らになるためには、この、表と裏、二つの面があることが大事なのです。植物の葉は、表と裏を決めたあとで、その境目に沿って平べったく広がっていく性質があるからです。 逆に、最もよく研究の進んでいるシロイヌナズナで、葉の表しかない突然変異体、あるいは裏しかない突然変異体を調べてみると、葉は平べったく広がることができず、ただ棒のようになってしまうことが知られています。 そのことを天然の世界で示している一例が、ネギの葉です。ネギの葉は、古典形態学の世界で「単面葉」と呼ばれるタイプの葉で、どこを探しても表が見