NHK知るを楽しむ NHK教育テレビ 月〜木曜日 午後10:25〜10:50

白瀬が極地探検を志したのは11歳の時。近所で評判の腕白だった白瀬は寺子屋で師に北極探検の話を聞き、感化された。その時いわれた「酒、煙草、お茶、お湯をのまない、火にあたらない」という5ヶ条を東北の地で以来守り通した。陸軍に入ったのも、体を鍛えるよう勧められたからだった。その後、白瀬は千島列島に渡り、心身を鍛える。仲間が次々と死んでいく中、過酷な滞在だった。次はいよいよ北極だ。意気あがる白瀬に衝撃のニュースが飛び込む。「ピアリー北極点到達」。しかし、白瀬はあきらめない。北極がだめなら南極へ行こう。白瀬ときに48歳だった。 南極に目標を定めた白瀬に次々と困難が襲いかかる。探検時白瀬は陸軍中尉だったが、その隊は全くの個人探検隊だった。探検の意義を説き、国から予算が下りるはずだったが、省庁をたらいまわされたあげく、費用は一切出なかった。白瀬は大隈重信、新聞、雑誌を巻き込み、その費用を寄付で集める。探

[JIM]

不肖・宮嶋　白瀬矗先生に捧ぐ