信濃毎日新聞［信毎web］ しなの鉄道「１６９系」来年４月引退へ 全国で唯一の所有

しなの鉄道（上田市）は、全国で同社だけが所有する車両「１６９系」の全３編成（各３両）を、老朽化に伴い来年４月２９日で引退させる。旧国鉄時代から４０年余り走り続け、撮影に来るファンも多い。同社は今月２２日から順次「ありがとう・さようなら１６９系」と銘打ったイベントを催し、臨時列車も運行する。 １６９系は旧国鉄時代の１９６８（昭和４３）年、寒冷地に強く、旧信越線軽井沢（北佐久郡軽井沢町）―横川（群馬県）間の碓氷峠の急勾配を上れる車両として造られた。上野（東京）―長野間を結ぶ急行「信州」の他、中央東線、飯田線でも使われた。 しなの鉄道は９７年の開業時から利用。昨年までは主に快速列車、現在は普通列車として走っている。赤とグレーが２編成、オレンジと緑が１編成。もう１編成あったが、昨年２月に引退した。 ２２日は上田駅近くのしなの鉄道本社前でイベントを開催。点検車両用の線路に２編成を並べて撮影でき

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