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中日新聞・東京新聞 書評『 1Q84(1)(2)』 村上 春樹 現実の裏に誘い込む魔術
[評者]菅野 昭正 (文芸評論家) ■現実の裏に誘い込む魔術 サスペンスの魅力を思うさま活用する能力を... [評者]菅野 昭正 (文芸評論家) ■現実の裏に誘い込む魔術 サスペンスの魅力を思うさま活用する能力を、村上春樹はまたしてもあざやかに示してみせた。 章ごとに中心人物が交代する構成も、有効に作用している。スポーツクラブの指導員、そのかたわら女性を虐げる不埒(ふらち)な男を抹殺する、危険な仕事にたずさわる三十歳の女。予備校の数学講師で小説家志望、そして十七歳の少女の作品で大山を当てようと狙う出版社の画策に、引き込まれる男。そんな二人が表むき堅実な市民生活の枠を守りながら、危ない橋を渡ってゆく物語は、読者の興味をたえず巧みに誘導してゆく。 最初はまるで接点がないかに見えるご両人のあいだに、じつは密接な絆(きずな)が通い、したがって物語がひとつに融(と)けあう機微にも不自然さは感じられない。 物語に現代の呼吸を通わせようとする作者の工夫も、それなりに見てとれる。家庭内暴力、かつて世を震撼(しんか
2009/06/19 リンク