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-CHUNICHI BOOK WEB-中日新聞・東京新聞に掲載された書評 話題の書籍を斬る! 『 戦前の文士と戦後の文士』 大久保 房男 著 文壇批判の筆衰えず
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-CHUNICHI BOOK WEB-中日新聞・東京新聞に掲載された書評 話題の書籍を斬る! 『 戦前の文士と戦後の文士』 大久保 房男 著 文壇批判の筆衰えず
[評者]嶋岡 晨 (詩人。詩集に『乾杯』など、評論に『詩とは何か』など。) ■文壇批判の筆衰えず 「純... [評者]嶋岡 晨 (詩人。詩集に『乾杯』など、評論に『詩とは何か』など。) ■文壇批判の筆衰えず 「純文学の鬼」と呼ばれた元文芸誌編集長・大久保房男には、すでに『文士とは』ほか数冊の文壇回顧・批判の著書があるが、これはそのとどめの一弾か。 野々上慶一その他、元編集者による懐旧談的名著は少なくないが、大久保の<文士もの>ほど筆法の手厳しいものはあるまい。まず、文壇的地位や原稿料などにこだわる作家らの俗化を痛嘆。その重要な因として、容赦なく「貶(けな)す批評」や辛辣(しんらつ)な「匿名批評」の減少を指摘、ゴロツキ扱いされても言いたいことを言う反骨の文士が文壇から消えた、と憤る。 ひいては、文章でメシを食う者の日本語表現の堕落を攻撃。流行作家・有吉佐和子に正を乞われた体験をも公開しつつ、常套句(じょうとうく)その他、純文学の“禁じ手”を明かす。ついでに吉行淳之介、野坂昭如らの文中の事実誤認にもふ