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環世界的文法観 執筆者:川月現大(編集者) | 『英文教室』の講義を受けて
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環世界的文法観 執筆者:川月現大(編集者) | 『英文教室』の講義を受けて
■ ドイツの動物学者ユクスキュルが提唱した「環世界」は生物の世界を対象としたものだが、言語の文法観... ■ ドイツの動物学者ユクスキュルが提唱した「環世界」は生物の世界を対象としたものだが、言語の文法観や人間の世界観の説明にも援用できる。環世界とはどのようなものなのか、簡単に説明すると次のようになる。 雨が降ったあと、葉っぱの上に直径10数ミリほどの水滴が残っている。人間にとってこの水滴は葉っぱを指ではじけば八方に散ってしまうほどのものだ。だが、餌を求めて草の上のほうまで登ってきたアリには脅威だ。うっかり水滴の内部に取り込まれると、そこから脱出するには相当な労力を要する。ちょうど大波に足をさらわれた人間のようなものだ。 このように、アリの目から見た世界(=環世界)は人間の目から見た世界(あるいは物理・科学的に見た世界)とはまったく異なる。環世界をひと言で言えば「生物が持つ主観的世界」のことである。詳細についてはユクスキュルの著著『生物から見た世界』(岩波文庫)をご覧頂きたいが、本稿で重要なの