最後に本屋さんありがとう : マンガは僕の友達だった : コミック・マガジン : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

本に関わるマンガとなれば、書店を舞台にしたものも紹介しなければなるまい。 中でも久世番子さんの『暴れん坊本屋さん』（新書館）を抜きにはできない。ＢＬマンガの作者でもある番子さんが、アルバイトで勤める本屋の日常を描いたものだ。 「ＢＬ」とはボーイズ・ラブの略である。原則として「美」少年たちの愛をテーマにしたマンガだ。以前、老生がまだ現役記者のころ、同人誌を中心に「やおい」と呼ばれ、一部に熱狂的なファンを持っていたジャンルの発展系であるようだ。念のため、「やおい」とは「ヤマなし、オチなし、意味なし」の短縮形ともいう。老生も、当時、中曽根くんや竹下くんら美少年たちが生徒会を舞台に愛憎劇を繰り広げる、確か「永田町物語」といったかな、そんな同人誌を読んだことがある。だが、正直、このジャンルには詳しくはないので、たいしたことはいえない。 さて、その『暴れん坊本屋さん』だが、この本で、あのマンガを包む

[gryphon]

この人、たしかけっこうな漫画の名物記者だったよな。コミック担当を終えるのか。　“吉弘幸介：読売新聞東京本社記者。文化部で１０年余マンガなどを担当した。”