砂川一家５人死傷、２被告とも懲役２３年判決 : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

北海道砂川市で一家５人が死傷した飲酒ひき逃げ事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反（危険運転致死傷）などに問われた上砂川町、建設業谷越隆司被告（２８）と、住所不定、無職古味竜一被告（２８）の裁判員裁判で、札幌地裁（田尻克已裁判長）は１０日、検察側の求刑通り、両被告に懲役２３年を言い渡した。 起訴状によると、谷越被告は昨年６月６日、砂川市の国道１２号でＲＶ車（レジャー用多目的車）を運転し、乗用車で追走する古味被告と共謀の上、速度を競い合い、時速１００キロ・メートル超で赤信号の交差点に進入。 谷越被告のＲＶ車が歌志内市、会社員永桶弘一さん（当時４４歳）一家５人が乗った軽ワゴン車に衝突し、永桶さんと妻文恵さん（当時４４歳）、長女恵さん（当時１７歳）を死亡させ、次女光さん（１３）に重傷を負わせたとされる。さらに古味被告は、この事故で車外に投げ出された長男昇太さん（当時１６歳）を引きずって死亡させたと