年末年始のマグロ競り、観光客見学中止…築地市場 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

東京都は、築地市場（中央区）のマグロの競り売り場について、当面、年末年始の繁忙期に観光客の見学を中止することを決めた。 見学スペースが手狭な上、ルールを守らない外国人観光客が後を絶たないための措置。同市場が豊洲地区（江東区）に移転するまで、最も活気づく時期のマグロ競りの見学はできなくなる。 マグロの競りは、欧米などからの観光客の人気コースで、最大約８０人分しかない見学スペースに多い日は４００人が詰めかける。 しかし、繁忙期の１２月は取引量が年平均の４割増しとなることから、競り場で業者と観光客が“ニアミス”することもしばしば。このため都では、昨年の繁忙期に初めて見学を中止し、今シーズンは１２月１０日〜１月２３日を見学中止とする。