宮崎家族３人殺害、被告に死刑求刑…裁判員裁判 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

宮崎市の家族３人殺害事件で、殺人と死体遺棄罪に問われた同市花ヶ島町、無職奥本章寛(あきひろ)被告（２２）の裁判員裁判の第６回公判が２５日午前、宮崎地裁（高原正良裁判長）で始まった。 検察側は論告で、「被告の冷酷さが表れた犯行で、動機は短絡的。酌量の余地はない。死刑をもって臨むほかない」と述べ、死刑を求刑した。論告求刑の後、最終弁論が行われる予定で、弁護側は情状酌量を求める方針。判決は１２月７日に言い渡される。 論告前には殺害された義母と妻の親族が意見陳述。義母の長男で、妻の実弟にもあたる男性は「女手一つで育ててくれた母に親孝行も出来なくなった。とても悔しい。被告は３人もの人間を殺しており、死をもって償うべきだ」と述べた。遺族は論告の後にも、被害者参加制度に基づき、求刑に関する意見を述べる。 これまでの公判で、検察側は動機について、「被告は、家族がいることで生活が困窮して自由に遊べないと考え

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宮崎家族３人殺害、被告に死刑求刑…裁判員裁判